〜最終回 孤独〜
―――永峰は深海からの手紙を全て読み終えると、力の限り叫びながら、手紙をびりびりに破り散らした。
自分でも何を言っているのか、わからなかった。言葉にならない叫び。もどかしい心の痛み。
拳を壁に叩き付け、ベッドにあった枕も床に叩き付けた。そして、そのまま床に崩れ落ちた。
「ちくしょう・・・どうして・・・」
一筋の涙が頬を伝い、床に落ちた。それから暫く、永峰は涙が枯れるまで、静かに泣き続けた。
室内には、永峰の暗い心の叫びだけが、いつまでも、いつまでも、反響していた――
3日後。深海のところに、永峰からの手紙が届いた。開けてみると、便箋が1枚だけ入っていた。
その便箋には、永峰の字でこう書かれていた。
「友よ。君の手紙は、君の予期した通り、俺に酷い打撃を与えてくれた。絶望とは何かを教えてくれた。殊に、風上の最後の文章は、俺の心に深い傷を残してくれた。君の残酷な荒療治は、俺の決心を固め、孤独にさせた。今後も俺は、寂しい思いをしながら生きていくことになるだろう。俺はそれでも一人で耐える。その寂しさから何かを生む。俺も男だ。俺は君たちとは別々の道を歩み、未知の扉を開ける。俺は死んでも、君たちには同情してもらいたくない。これが神の与えた運命ならば、俺は受け入れるしかない」―――
後悔と裏切りの旅路 END
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